派遣の施工管理として現場を歩いた代表が立ち上げた
株式会社アークシンクを率いる倉元邦彦氏は、かつて派遣の施工管理として様々な現場で汗を流してきた人物です。だからこそ、この業界が抱える問題や矛盾を痛いほど理解していると語ります。現場で必死にスキルを磨いても新卒の時からほぼ変わらない給料、派遣料の50%以上を会社に中抜きされる不条理、入社するまでは熱心なのに現場に出るとパッタリ音沙汰がなくなる営業担当——そうした構造への強い憤りが、会社を立ち上げる原動力になりました。「派遣=搾取」の構造を壊し、現場の技術者が本当の主役になれる場所をつくる。その言葉には、同じ立場を経験した人間の実感がこもっています。
派遣を「踏み台」と捉え直す発想
そもそも派遣とは何かという問いに、倉元氏は独自の答えを持っています。生涯そこで飼い殺されるためのものではなく、更なるキャリアアップのための最強の踏み台であるべきだという考え方です。この発想から、株式会社アークシンクは業界では珍しい派遣先への直接雇用を全力で応援しています。本気で働く人の人生のためになると信じているからこそ、直接雇用が決まった際にも紹介料を一切受け取りません。
適正な評価と、必要なときにそこにあるしっかりとしたサポート。この二つを信念として掲げ、現場の技術者が主役になれる場所を約束しています。目の前の就業先を一つ決めて終わりにするのではなく、数年先を見据えて経験を重ねる道筋まで一緒に考えていく姿勢が、この会社の根っこにあります。
憤りを、仕組みとして形にする
代表が抱いた問題意識は、料金や報酬の決め方そのものに落とし込まれています。広告費や営業人員、オフィス設備にかかる出費を絞り込み、余分な経費を省くことで、現場で働く技術者への高い還元率につなげています。DX化やeラーニングの導入でさらにコストを抑え、一人ひとりの経験と実力に応じた報酬を得られる環境を整えています。年間休日125日、年2回の賞与、資格手当や社会保険の完備といった待遇の安定化も徹底されています。中抜きへの憤りが、単なる主張ではなく運営の仕組みとして形になっている点に、この会社の一貫性が表れています。


