印刷から映像まで手がける埼玉の広告代理店
埼玉を拠点に、ビジネスフォームや商品券、DMハガキといった印刷物の制作から動画プロモーションまでを手がけているのが株式会社元倶楽部だ。広告代理店としての立ち位置を持ちながら、デザイン相談・印刷・加工・納品の流れを自社内で完結させる体制を敷いている。グループ会社には印刷全般、印鑑等サプライ品、紙卸商、製本加工、動画撮影・編集制作を担う企業があり、価格面でも融通が利きやすい構造になっている。個人的には、この業種横断的な連携の厚みが同社の一番の武器だと感じた。
偽造防止の特殊加工を施したプレミアム商品券の制作事例は、自治体や団体からの依頼で生まれたもの。視線誘導の工夫を盛り込んだDMハガキでは、受け取った人が次のアクションに移りやすい設計を意識しているという。こうした企画段階からの関与を求める声は少なくないようで、「印刷屋に頼むというより、相談相手として使っている」という取引先の反応が目立つ。事務用品ひとつとっても、記入漏れを防ぐフォーム設計など細かい提案が返ってくる点が継続発注につながっている。
映像コンテンツの企画・撮影・編集を一括で引き受ける体制
動画制作の分野では、企業の事業紹介や採用PR、商品・サービスのプロモーションなど用途ごとに企画構成から撮影、編集、ナレーション、納品まで一貫して対応する。建設・不動産・インフラ業界向けのドローン撮影にも対応しており、空撮を含む映像は現場の規模感を伝えるのに重宝されている。結婚式のオープニングやエンドロールといった個人向けの制作実績もあり、法人・個人を問わず間口は広い。埼玉県内を中心にフットワーク軽く現場へ出向くスタイルで、遠方の撮影にも柔軟に対応している。
たとえば採用動画の場合、求職者が実際の職場環境をイメージしやすいよう、社員インタビューや作業風景を組み合わせた構成が多い。テキストや写真だけでは伝わりにくい社内の雰囲気や仕事のリズムを、短尺の映像に落とし込む作業は撮影前のヒアリングが肝になる。株式会社元倶楽部ではこのヒアリングに時間をかけ、目的とターゲットを絞り込んだうえで絵コンテを起こす工程を踏んでいる。動画の活用先としてSNSや配信サイトへの展開も想定した編集を行う点が、Web時代の発注ニーズと合致している。
「元〇〇」の経験を活かす人材支援の仕組み
アスリートやアーティスト、タレント、文化人など、特定の分野で活躍してきた人々のセカンドキャリアや活動拡大を後押しする事業を株式会社元倶楽部は展開している。イベントの企画・運営、メディアへのPR出稿、チラシやパンフレットの制作、オリジナルグッズのデザインといった支援メニューを組み合わせ、個人の持つ経験や技能を社会に届ける導線をつくっている。取材やライティングの代行も請け負うため、本人が発信活動に不慣れでもプロモーションの形が整う。講演会やイベント運営まで一括で任せられる点に利便性を感じている依頼者は多いようだ。
ある元アスリートの案件では、講演会の集客用チラシとPR動画を同時に制作し、SNSでの告知と連動させたことで想定以上の来場者数につながったという。印刷と映像の両方を自社で回せる広告代理店だからこそ、媒体をまたいだプロモーション設計が一度の打ち合わせで進む。こうした横断的な動き方は、個人で複数の制作会社に発注する手間を大幅に減らす。「窓口がひとつで済むのが助かる」という声もあり、継続的に支援を依頼するケースが生まれやすい構造になっている。
クライアントごとの課題に踏み込むフォーム設計
日常業務で頻繁に使う請求書・納品書・各種伝票などのビジネスフォームは、株式会社元倶楽部が長く手がけてきた領域のひとつ。「使い勝手が悪い」「発注のたびに手間がかかる」といった現場の不満を拾い上げ、業務内容や使用環境に合わせた設計を提案する。短納期や少部数の要望にも応じており、予算内で仕上がりの質を落とさない調整力がリピートにつながっている。劣化しにくい材質の選定や、記入ミスを減らすレイアウト上の工夫など、地味だが実務に直結する提案が積み重なっている。
フォーム設計の相談は、既存の帳票をそのまま刷り直すだけでなく、項目の並び順や記入欄のサイズを見直すところから始まることが多い。実際に現場で帳票を使う担当者の動線を想定し、手書きとデジタル入力の両方に対応できるフォーマットを組むケースもある。年に複数回リピート発注する企業では、前回の仕様データがそのまま残っているため再発注がスムーズだという。「次はこういう伝票も作れるか」と追加の相談が自然に発生する関係性が、取引の幅を広げている。


