不動産のプロが、なぜ終活の相談を受けるのか
杉野不動産事務所の代表・杉野智幸が物件の売り込みをしない不動産事務所を開いた背景には、60代・70代のおひとりさまと向き合う中で「準備が間に合わなくなるケースが少なくない」という実感があった。宅地建物取引士・不動産キャリアパーソンとして不動産の専門的な知識を持ちながら、その領域にとどまらず相続・終活・資産運用まで一括して受け取る窓口として機能している。強引な売り込みはせず、難しい言葉で説明もしない——その方針は代表自身のメッセージに直接書かれている。
愛知・岐阜のおひとりさまシニアが「先生のような感覚で話せる場所」を目指してこの事務所をつくったと代表は語る。「老後のことも不動産のことも、まとめて話せる場所が欲しかった」という言葉を相談者からもらうたびに、この窓口の意味を確認できると言う。提携する税理士・弁護士・生命保険担当者との連携体制により、必要な専門知識は代表の後ろに揃っている。
家族信託・任意後見・遺言書——法的な備えを代表が整理して専門家につなぐ
判断能力が低下したときの財産管理を、誰にどう任せるか。おひとりさまにとってこの問いは特に切実だ。家族信託を使えば、信頼できる甥・姪・知人などを受託者に指定し、不動産の売却や生活費の管理を委ねる体制を事前に整えられる。任意後見については「元気なうちに自分で後見人を選べる」点を特に評価する声が多く、早めに準備を始めた方が選択肢が広がる。
遺言書の作成は提携弁護士・司法書士とともにサポートし、公正証書遺言と自筆証書遺言の違いや費用感を説明した上で進める。生前贈与では年110万円の非課税枠(暦年贈与)の活用と相続時精算課税制度を比較し、提携税理士とともに財産規模や相続人の状況に合った方針を導く。「全体像を整理してからそれぞれの手続きに進めた」という声は、一元窓口のメリットを示している。
訪問相談・初回無料——愛知・岐阜エリアで動く代表
愛知県清須市を拠点に、愛知県(西部・名古屋市含む)と岐阜県のエリアを対象として訪問相談を行っている。電話(052-401-6101)かメールで予約でき、初回相談料は無料だ。代表が依頼者の自宅まで赴くスタイルをとっており、外出が大変な時期でも相談できると感じる利用者が多い。
「自宅で話すと、事務所での相談より本音が出やすかった」という声が実際に出ており、訪問対応が選ばれる理由として定着している。何も決めなくてもいい、聞いてもらうだけでもいいという相談を代表が明確に歓迎しているため、まず話してみることへのハードルは低い。
資金の寿命を延ばす計画と、保障のスリム化——二本立ての家計設計
将来の生活費・住居費を数字で可視化し、趣味や旅行も盛り込んだ長期的な資金計画を現実ベースで組み立てる。NISAを活用した資産運用を含め、投資に偏らずリスクを分散した安定的な方法を個々の状況に合わせて提案する。物価の変動にも対応できる基盤を整えることを目指し、定期的な見直しで状態を維持し続ける点が特徴だ。
生命保険の保障内容が今の生活スタイルに合っているかを生命保険担当者と連携して点検し、無駄な支払いを削減しながら医療・介護の備えをカバーするスリムな内容へ作り替える。資金計画と保障見直しを同時に進めることで、老後の家計全体を整理できると感じる利用者も多いという。一度に全部やらなくてもいい、まず話してみることから動き出せる設計は、この事務所の丁寧さの表れだろう。


