業界の慣習に疑問を持った職人が立ち上げた塗装店
手抜き工事が横行する塗装業界の現状に耐えかねて独立した代表が率いるのが、静岡拠点の104PENです。一級建築塗装技能士や危険物取扱者、有機溶剤作業主任者といった資格保有者が施工にあたり、素材や劣化状況ごとに工法を使い分けています。20年以上の実務経験を持つベテランが建物の状態を見極め、塗り替え時期や塗料の選定まで踏み込んだ提案を行う流れです。エアコンのホースカバーや竪樋、窓格子など外せる部材はすべて取り外してから塗装に入るため、普段隠れている箇所にも塗膜が行き届きます。
個人的には、外せるものは全部外すという方針が印象的だった。見えない部分こそ劣化が進みやすいという現場感覚が、この作業手順に反映されているのだろう。洗浄、下地処理、下塗り・中塗り・上塗りと各工程を省略なく重ねることで塗膜の密着性を確保し、仕上がりの持続年数を引き上げている。施工後に数年で剥がれてきたという声が出にくい構造を、工程の設計段階からつくっているわけです。
LINEで届く写真付き日報という仕組み
施工が始まると、作業内容が毎日LINEで報告されます。写真付きで工程ごとの進捗を確認できるため、現場に足を運ばなくても状況が手元で把握できる仕組みです。外壁塗装は足場で覆われると外から見えにくくなるだけに、この報告体制は初めて塗装工事を依頼する人にとって心理的なハードルを下げる効果がある。どの段階で何が行われているかが日単位で可視化されるのは、業者選びの判断材料にもなります。
「工事中に何をしているか分からないのが不安だったけど、毎日写真が届くので安心できた」という声が目立つ。報告がLINEという日常的なツールで届く点も、確認の手間を感じさせない工夫です。戸建て住宅だけでなくアパートやマンションの施工実績もあり、建物の規模を問わず同じ報告フローが適用されています。
塗料メーカーに縛られない提案と無料診断
104PENは特定の塗料メーカーと専属契約を結んでいません。建物の状態、使用環境、予算を総合的に見たうえで複数メーカーの製品から選定するスタイルを取っています。無料の劣化診断も実施しており、外壁の現状を正直に伝えることを方針として掲げています。一般的に塗り替えの目安は7年から10年程度とされるものの、立地や塗料の種類によって差が出るため、専門家の目視診断が判断の起点になります。
メーカーの縛りがないぶん、グレードの異なる塗料を比較しながら予算感をすり合わせられるという利用者の声もある。「最初に出してもらった見積もりが、他社より項目が細かくて納得感があった」と感じる依頼者も多いようです。塗料の性能差や耐用年数の違いを具体的に説明したうえで選択肢を提示するため、判断を業者に丸投げせずに済む構造になっています。
ローン活用で初期費用の壁を下げる資金設計
住宅ローンの借り換えやリフォームローンの利用を前提とした資金計画の相談にも対応しています。外壁塗装はまとまった費用がかかる工事だけに、月々の返済額ベースで計画を立てられる点は依頼のタイミングを早める要因になり得ます。建物の劣化が進んでから着手すると補修範囲が広がりコストが膨らむケースもあるため、資金面の選択肢が複数あることは実質的なメリットです。
たとえば築15年の戸建てで外壁のひび割れが目立ち始めた段階でローンを活用して塗装に踏み切れば、下地補修の範囲を最小限に抑えられる。放置して築20年で大規模補修になるよりも総額が抑えられるという試算を、診断時に具体的な数字で示してもらえるのは判断材料として大きい。104PENでは予算ありきで塗料や工法のグレードを落とすのではなく、ローンを組み合わせて施工品質を維持する方向で提案を組み立てています。


