25年以上、測量の現場に立ち続けて
株式会社上十コンサルを率いるのは、代表取締役の戸来貴洋氏だ。測量士として25年以上、さまざまな現場で経験を積んできた人物である。測量は常に「緻密さ・正確さ」が求められる責任の大きな仕事で、公的な書面作成などの事務作業も伴う。決して簡単な仕事ではない、と戸来氏は率直に語る。
その戸来氏が経営者になった今も貫いているのが、自ら現場に立つという姿勢だ。長い経験で培った3次元測量の専門知識を活かしながら、現場スタッフと対話を重ねて信頼関係を築いている。トップが現場を離れない会社の空気は、社員との距離の近さにそのまま表れている。
オンとオフを分けるという流儀
戸来氏が大切にしているのが、仕事と私生活の切り替えだ。責任の重い仕事を丁寧にこなす秘訣は、オフの時間を充実させることにあるという。休日はバイクや釣り、ギターといった趣味に没頭し、不思議と疲れずに仕事へ戻れると話す。
この考え方は本人だけのものにとどまらない。社員にも、仕事とプライベートのどちらも楽しんでほしい——それが戸来氏の願いだ。個人的には、経営者がここまで明確に「オフの充実」を掲げる姿勢が、和やかでにぎやかな職場の土台になっているように思えた。感謝の気持ちを大切にする社風は、この価値観と地続きにある。
現場を形にする、技術者の実感
代表の姿勢は、現場で働くスタッフにも受け継がれている。測量業務にあたる三浦京平氏は、道路や河川の維持に欠かせない基本の作業だと自らの仕事を捉える。細かく責任の伴う仕事だが、結果が形として残るからこそ「まちづくり」の一員としての地域貢献を実感できるという。
株式会社上十コンサルが扱うのは、地上一般測量からUAV測量、3次元計測、土木設計まで幅広い。青森を拠点に東北全域の現場へ関わりながら、技術者はそれぞれの持ち場で経験を重ねている。代表から現場スタッフまで、仕事に向き合う姿勢が一本の線でつながっている会社だ。


