造形を通じて企業の企画に加わる立ち位置
株式会社京都レジンの仕事は、依頼された形をただ作るだけにとどまらない。企業とクリエイターの共創や商品開発、新規事業といったテーマにも造形の技術で関わろうとする姿勢を発信しており、CREXとしてその取り組みを紹介している。造形物を企画の実現手段として位置づけているからこそ、構想の初期から相談に乗る場面が多い。40年以上にわたって積み上げてきた造形経験が、こうした共創の土台になっている。
手がける造形の対象は、商業施設の装飾やテーマパークのモニュメント、イベント会場の演出まで及ぶ。関西で人を集める立体のフォトスポットの制作にも応じており、集客や話題づくりを狙った造形の相談も持ち込まれる。設置後にどう見られ、どう機能するかまで考えながら形を決めている。
イメージから施工まで一つの流れでつなぐ
造形の相談は、図面や設計データがない段階から受け付けている。用途や設置環境、希望するサイズを聞き取りながら、頭の中のイメージを具体的な立体へと翻訳していくのが株式会社京都レジンの進め方だ。FRP加工を軸に、3Dプリンター出力やモルタル造形、レーザー加工を組み合わせ、単一の手法では届かない複雑な造形にも応じている。塗装を担う専門業者などの外部ネットワークも取り込み、企画から施工までを一本の窓口で進める。
3Dプリンターを使えば、デザインデータから試作品を短時間で立ち上げ、量産前に形を確かめられる。繊維強化プラスチックの軽さと強度、耐候性を生かせば、屋外に長く据える大型の造形や自然物を模した表現にも向く。個人的には、デジタルと手作業の両輪で仕上げていく進め方が、造形の幅を広げていると感じた。
大型にも急ぎにも応じる宇治の造形拠点
拠点は京都府宇治市伊勢田町浮面32-3、新成田バス停から徒歩約9分の場所にある。約2,000坪という制作スペースを持っているため、大型のモニュメントや複数案件の同時進行にも無理なく取り組める。代表は藤村考兵で、営業時間は8:30から17:30、年中無休のため短納期や急ぎの案件でも曜日を気にせず動ける。関西を軸に東京周辺の現場までカバーし、問い合わせは080-9001-3667やInstagram(kyotoresin_inc)から始められる。
造形物の制作は、完成した後の搬出や現地での据え付けまで含めて考える必要がある。株式会社京都レジンでは制作の段階から設置環境を想定し、運び出しや現場での接合を前提に構造を組んでいる。デザイン会社や施工会社が繰り返し発注してくるのも、こうした現場目線の進め方が背景にある。


