何から決めればいいか分からない、に答える
身内を亡くした直後、喪主を初めて務める人の多くは、何から手をつければいいのか分からない状態に置かれる。葬祭会館ゆうあいホール神戸北は、お通夜の段取りや各種手続き、挨拶やマナーといった戸惑いやすい部分を一つずつ支えていく。見積もりや司会進行で担当者がその都度替わると要望が伝わるか不安、という声に対して、専任担当者が最初から最後まで付く仕組みで応えている。
口コミには、初めての家族葬だったが親切な説明のおかげで戸惑わず見送れた、初めての喪主だったが不安なく式を出せた、という書き込みが残る。コロナで参列から遠ざかっていて焼香の作法や喪主の席を忘れていたが、細かく教えてもらえてよく理解できた、という受け止めもある。分からないことを前提に組まれた進め方だ。
元気なうちに相談しておける
葬儀や終活にまつわる事前の相談は、無料で受け付けている。いざというときに慌てて判断するのではなく、落ち着いている時期に会館を見学し、式の流れや見積もりを確かめておける。保険対応のプランや会員制度のフィールクラブといった仕組みも用意されている。
前もって直葬を希望する家族も増えており、心身の負担と費用の両面を軽くしたいという相談に応じている。元気なうちに一度話を聞いておけば、その場面が訪れても落ち着いて動きやすい。事前相談で得た情報は、当日の判断の速さにそのままつながる。
悲しみのなかで、別れの時間をつくる
今はまだ聞こえていますよ、今が顔を見て話せる最後の時間ですよ——そう教えてもらえたおかげで、できる限り別れを惜しめた。口コミに残るこの一文に、この会館の向き合い方がよく表れている。限られた時間のなかで悔いなく故人と過ごせるよう、担当者が声をかけながら進めていく。
あいさつ文には、悲しみのなかでも一瞬の笑顔が生まれるよう心を込めて手伝う、という言葉がある。かしこまりすぎず気楽に接してもらえてよかった、という受け止めがある一方で、女性担当ならではの細かな気遣いが素晴らしかったという声もある。ひ孫たちと一緒にメッセージカードを書いて想いを伝えられた、という家族もいた。個人的には、式の立派さより、こうした一言の積み重ねがこの会館の芯だと感じた。


