昭和22年から続く畳づくりの現場
1947年の創業から数えると、(株)たたみ ふすまのイマムラは70年以上にわたって宮崎県央部で畳・襖・障子の製造と施工を手がけてきた。先代から引き継がれた技術の蓄積は、日々の製作工程のなかに色濃く残っている。国産イグサを原料とする畳の製造を軸に据え、素材の選定から仕上げまで職人が一貫して携わる体制を維持している。創業年数だけでは測れない、現場で積み上げた判断力と手仕事の精度がこの会社の土台になっている。
個人的には、展示場で実物の畳に触れられる仕組みが印象的だった。イグサの香りや手触りを確かめたうえで注文に進めるため、仕上がり後のギャップが生じにくい。カタログやサンプルだけでは伝わらない質感の違いを、来店時にそのまま体験できる場を設けている点は、畳店としてはかなり実直な姿勢だと思う。
1日あたりの製造枚数が支える納期対応
畳60枚、襖15枚、障子20枚——これが(株)たたみ ふすまのイマムラの1日あたりの製造能力にあたる。この数字は個人経営の畳店と比較するとかなり大きく、まとまった枚数の依頼にも短い工期で応じられる根拠になっている。営業時間は8時から17時で、土曜は隔週休み、日曜が定休日という稼働体制のもと、受注から納品まで計画的にスケジュールを組んでいる。急ぎの張替え案件でも、生産ラインに余力があれば柔軟に差し込める点は利用者にとって心強い。
賃貸物件の原状回復で畳の入替えを依頼したという声では、「見積もりから施工完了まで想定より早かった」という感想が目立つ。不動産管理会社など法人との取引では、退去後の空室期間を短縮したいというニーズが強く、製造スピードがそのまま信頼につながっているようだ。
畳だけに留まらない内装全般への対応
襖や障子の張替えに加え、網戸・カーテン・クロスといった内装周りまで一括で依頼できる点が、(株)たたみ ふすまのイマムラの守備範囲の広さを示している。和室のリフォームでは畳と襖をセットで交換するケースが多いため、別々の業者に分けて発注する手間が省ける。用途や予算に応じたオーダーメイドの提案も受け付けており、職人が現場を確認したうえで仕様を詰めていく流れを採用している。決済手段は現金・銀行振込・クレジットカードに対応し、駐車場も完備。
たとえば、子ども部屋の畳を新調しつつ隣の和室の襖も一緒に張り替えたいといった複合的な依頼では、採寸から施工日の調整まで一つの窓口で完結する。複数の工事を同日にまとめることで、在宅中の負担を減らせたという利用者の声もある。宮崎県央部が主な施工エリアだが、近隣地域についても相談次第で対応しているとのことだ。
修理やメンテナンスを前提にした付き合い方
(株)たたみ ふすまのイマムラでは、納品後の修理やメンテナンスを見据えた長期的な関係を前提にサービスを組み立てている。畳は使い続けるなかで表替えや裏返しのタイミングが訪れるため、施工時の記録をもとに適切な時期を案内する仕組みが回っている。単発で終わらない取引を志向する姿勢は、創業以来の家業としての性格が色濃く反映されたものだろう。住環境の変化に合わせた提案を続けることで、世代をまたいだリピーターも少なくないという。
「親の代からずっと同じ畳屋さんにお願いしている」という声は、地域密着で営んできた歴史の裏側にある信頼の厚みを端的に表している。ライフステージが変わるたびに相談できる相手がいるという安心感は、価格比較だけでは見えてこない部分だ。


