い草表面の科学的機能と、それを活かす素材選定の視点
い草の畳表に含まれる海綿状の芯は、空気中のホルムアルデヒドやNO₂を吸収する働きを持ち、白癬菌やレジオネラ菌への抗菌性も研究で確認されている。集中力の向上や心の落ち着きといった効果も、色・香り・踏み心地が脳に与える複合的な作用によるものとされている。有限会社建石畳店ではこうした素材の特性を理解したうえで、草丈が長く色合いが均一な国産のい草を選定し、品質のばらつきが出にくい施工を進めている。薬品を使わず自然乾燥で仕上げるのは、この機能を最後まで守るためだ。
「この店の畳は空気がきれいになる気がする」という声が届いている。感覚の話に聞こえるかもしれないが、い草の空気浄化機能を考えれば、あながち誇張でもない。
新潟の気候を前提とした、素材と構造の組み合わせ方
寒暖差が大きく湿度の高い新潟の気候では、畳の素材と構造の選定が特に重要になる。有限会社建石畳店では施工前に床下の通気状況や湿度環境を確認し、多湿な空間にはポリスチレンフォームを用いた稲わらサンドイッチ畳床を、二階など軽量が求められる場所には建材畳床を、クッション性と耐久性を優先する場合には稲わら畳床を選ぶ。季節による素材の伸縮を前提に寸法を整えるため、完成後の歪みが出にくい。「新潟の冬を越しても問題なかった」という声は、この選定精度の結果だろう。
施工エリアは五泉市を中心に新潟市・加茂市も含む。地域の建物事情に精通した百年超の経験が、判断の背景にある。
有限会社建石畳店の100年と、代表・建石弥厚氏の仕事への姿勢
創業明治43年から続く有限会社建石畳店の現代表は建石弥厚氏。「仕事をさせていただいたお客様を笑顔にするために精一杯努めています」という言葉が会社紹介ページに掲載されている。一級技能士・職業訓練指導員・品質管理責任者という複数の資格を持ち、技術を体系的に管理しながら施工に当たる体制を維持している。100年以上同じ地域で商売を続けてきたという事実が、その姿勢の継続性を物語っている。
正直、これほど長くひとつの地域で営業を続けるには、結局のところ「信頼される仕事をし続ける」以外に道がないのだと思った。
相談から施工後まで続く、三段階メンテナンスと無料診断の体制
「裏返し」「表替え」「畳替え」の三段階から状態に合った対応を提案し、部分補修も選択肢に含めた診断を行っている。無料診断の窓口も用意されており、「交換かどうか迷っている」という曖昧な段階でも連絡しやすい。施工後にはメンテナンス方法の案内もあわせて行われるため、交換や補修で終わりではなく継続的な関係が生まれやすい。縁付き畳・縁なし畳・カラー畳・フロア畳・畳小物まで取り扱い、洋室対応も含めた多様な相談を受け付けている。
問い合わせは電話・メール・ホームページの三経路。営業時間は8:00〜19:00で、所在地は新潟県五泉市村松甲1657。


