建設工事の出発点を担う測量・墨出しのプロ集団
建築や土木の現場で、最初に動き出すのが測量・墨出しの工程だ。株式会社和は神奈川・東京エリアを主な活動拠点とし、敷地の境界確認から建物の高さ設定まで、構造物の位置を決定づける一連の計測作業を請け負っている。二人一組のペア体制で測量器を操作し、ミリ単位の精度が要求される数値を現場に落とし込んでいく。ひとつのズレが後工程すべてに波及するため、緊張感のある作業が毎日続く。
現場で働く職人たちからは「和さんの墨が出ていれば安心して次に進める」という声が目立つ。実際、複数のゼネコンや工務店と継続的な取引関係を築いており、リピート案件が業務の大きな割合を占めている。土木工事では道路や橋梁の基準点測定にも対応し、建築分野に限らず活動の幅は広い。依頼が重なる繁忙期でも、迅速な人員配置で工期遅延を出さない運用を維持している。
「継続は力なり」を地で行く経営姿勢
株式会社和が掲げる理念は「継続は力なり」。派手なスローガンではないが、日々の測量精度を積み上げていく業務の性質にこれほど合った言葉もないだろう。一件一件の現場を丁寧にこなし、次の依頼につなげるという地道なサイクルを回し続けることで、着実に事業規模を広げてきた。人柄重視の採用方針もこの理念と直結しており、技術だけでなく周囲と協調できる人材を選んでいる。
個人的には、この理念が社内の雰囲気にそのまま反映されている点が印象的だった。測量・墨出し技術者のほかに、現場の清掃や美装を担う雑工事作業者の募集も行っており、組織として現場全体を支える体制を意識しているのがわかる。職種が異なるスタッフ同士が同じ現場で顔を合わせる機会も多く、部署間の風通しは良好だという。
未経験者にも開かれた育成の仕組み
資格や経験がなくても正社員として応募できる間口の広さは、建設業界では珍しい部類に入る。株式会社和では先輩技術者が新人に付き、実際の現場で測量器の扱い方や墨出しの手順を一から教える体制を敷いている。座学だけで終わらず、現場での反復を通じて感覚を身につけていく実践型の教育プログラムだ。業務に必要な資格の取得費用も会社側が負担するため、金銭面の不安を抱えずにスキルアップを目指せる。
入社後に測量士補の資格を取得したスタッフの話では、勉強時間の確保について上司から積極的に声をかけてもらえたとのこと。経験者に対しても待遇面での優遇制度を設けており、即戦力として活躍できるポジションが用意されている。未経験組とベテラン組が同じ現場で組むケースもあり、技術の継承が自然に進む環境になっている。
ブログ発信で測量業務のリアルを伝える
測量・墨出しという仕事は、建設業界の外からは具体的なイメージを持ちにくい。株式会社和はブログやコラムで現場の日常や業務の流れを定期的に公開し、求職者が働く姿を想像しやすいよう工夫を重ねている。技術的な解説記事では専門用語をかみ砕いた表現を使い、業界未経験の読者にも内容が伝わるよう配慮されている。イベントや社内行事の様子も写真付きで掲載し、職場の空気感まで伝えようとする姿勢が読み取れる。
こうした情報発信を見て応募を決めたという声も少なくないようだ。記事の更新頻度は月に複数回で、直近のプロジェクト紹介から測量機器の解説まで内容は多岐にわたる。建設業界全体で若手の人材不足が叫ばれるなか、業務のリアルな側面をオープンにする取り組みは、採用面だけでなく業界への関心を広げる役割も担っている。


