骨組みを組み上げる達成感が、この仕事の核心にある
何もない状態から柱と梁を組み上げ、建物の輪郭が現れる瞬間——建て方工事のやりがいはそこにある、と株式会社竹内工務店は言う。横浜・戸部駅から徒歩約1分の拠点を起点に、神奈川・東京エリアの現場へ自社職人チームで乗り込み、ミリ単位の精度で骨組みを仕上げていく。建物全体の強度はこの工程で決まるため、わずかなズレも許容しない姿勢が施工の基準になっている。測定器と墨出しを組み合わせた確認プロセスを、上棟の一棟ごとに繰り返してきた。
累計上棟数は約11,000棟。2022年から2025年にかけての4年間だけで5,000棟を超える施工をこなしており、現場の密度は数字からも伝わってくる。「スピードが早いのに仕上がりが丁寧」という声が取引先から出ているのは、分業と自社施工の組み合わせが機能している証左だ。
大工工事の全工程を、一社の職人チームで完結させる
株式会社竹内工務店が手がける大工工事は、建物の構造部分から内部造作まで幅広い。フレーマー・建て方・造作と工程を分業化しながらも、担当するのはすべて自社職人だ。外注を挟まないことで、工程間の情報が途切れず、品質管理の連続性が保たれる。木材の反りや節の状態を見極めながら施工を進める判断力は、長年の現場経験によって蓄積されるものであり、約11,000棟という実績がその土台になっている。
リフォーム工事にも対応しており、内装・外装を問わず部分改修から大規模修繕まで請け負う。構造を知り尽くした職人が改修を担うことで、見た目の仕上がりだけでなく構造面への配慮も施工判断に組み込まれる。「新築だけでなくリフォームも同じ職人に頼めるのが助かる」という声が利用者から聞かれるのも、この一貫体制の恩恵だろう。
施工案件9割がハウスメーカー——組織力への評価が継続発注を生む
個人の技術が高くても、組織として動けなければ大手からの継続発注はつながらない。工期の厳守、コンプライアンスへの対応、安定したスタッフ手配——株式会社竹内工務店がハウスメーカー案件を9割維持できているのは、この三つを組織単位で満たし続けているからだ。2017年に年間600棟だった施工数が2021年以降1,250棟ペースへと拡大した推移は、評価の積み重ねが受注量に反映されてきた経緯を示している。正直なところ、この伸び方は意図的な営業拡大というより、信頼の結果として自然についてきた数字に見える。
「現場の動きが読みやすく、後工程の段取りが立てやすい」という評価が発注側から出ているのは、施工スピードだけでなく情報共有や連携の質が安定しているからだろう。急拡大より安定を優先する経営姿勢が、発注側にとっても組みやすい存在をつくり上げている。
入社後の道筋が見える、段階を踏んだ職人育成
株式会社竹内工務店の育成体制は、フレーマーから建て方・造作へと工程を順番に経験させ、適性と希望を確認したうえでポジションを決めるという流れで設計されている。未経験でも経験豊富な先輩職人のマンツーマン指導を受けながら技術を習得でき、挨拶・礼儀・安全意識といった職人としての基本姿勢も育成の範囲に含まれている。数字だけを追う急拡大は考えていないという方針のもと、離職者を出さない環境づくりに投資し続けている。
「何をどの順番で覚えればいいか明確で、成長の実感が持ちやすかった」という声が出ているように、育成のロードマップが現場に浸透している。日本の木造建築技術を次世代へ継承するという目標が、採用と教育の両面に一貫して反映されている。


