茨城の農業現場に根ざした、地域密着型の販売・配送事業
農家が出荷準備に使う段ボール箱やコンテナ、保管・乾燥に欠かせない大型冷蔵庫や乾燥機——株式会社佐久商店はそれらを一社でそろえ、茨城エリアの農家・直売所・加工業者へ届けている。サンコーとダイキンの正規代理店として供給の信頼性を担保しており、かすみがうら市上稲吉の拠点から千代田石岡バイパス沿いにエリア全域をカバーする体制を維持してきた。農業資材の安定供給は、農家の経営判断や出荷スケジュールに直結する仕事でもある。
「ここに頼めば必要なものがそろう」という農家からの信頼が、長年の取引継続につながっている。正規代理店という立場が、品質保証と情報の正確さという両面で現場からの評価を支えている。
セールスドライバーという働き方が、現場との距離を縮める
配達と営業を一体で担うセールスドライバーのスタイルが、株式会社佐久商店の現場に定着している。ルートを回りながら農家の状況を肌で感じ、困りごとがあれば商品提案につなげる——そのサイクルが繰り返されることで、顔の見える関係が自然と積み上がっていく。「配達のついでに声をかけてもらえると助かる」という農家側の声は、このスタイルの機能を端的に表している。土地勘がない状態で入社したスタッフが、ルートを覚えながら農家との関係を築いていった例も出ている。
個人的には、配達と提案が分離していないこの働き方が、地域密着の実態を最もよく表していると感じた。営業職とドライバー職の境界があいまいなぶん、仕事の幅が広がりやすい現場だ。
未経験からでも1年以内に戦力になれる、研修と資格支援の体制
入社後は先輩スタッフによる指導が半年から最長1年間続き、農業資材の商品知識を段階的に習得できる。フォークリフト運転技能講習や準中型自動車免許は資格取得支援制度の対象で、普通免許のみで入社したスタッフが業務の幅を広げた実績がある。研修期間中は疑問をその都度解消できる環境が整っており、「知識ゼロで入ったけれど、思ったより早く現場に慣れた」という声が出ている。経験者・有資格者は待遇面での優遇対象となり、昇給・賞与制度と組み合わさることで成長が処遇に直結する仕組みになっている。
全スタッフを正社員として採用しており、雇用の安定を前提にキャリアを描ける。幅広い世代が在籍する職場で、話しかけやすい雰囲気があると複数のスタッフが口をそろえる。
日祝定休・残業少なめ、暮らしのリズムを崩さない働き方
年間休日は120日以上で、日曜・祝日は必ず休める。農繁期の繁忙に引きずられることなく、ゴールデンウィーク・夏季・年末年始の休暇も確実に取得できる点は、農業関連の仕事としては際立っている。残業は基本的に少なく定時17時30分退社が前提のため、帰宅後の時間を家族や趣味に使いやすい。有給・産休・育休の取得実績があり、長く在籍するスタッフが多い状況が続いている。
「農業の仕事なのに休みがしっかりある」という声は、求職者の間でも広がっているという。生活と仕事のバランスを保ちながら、地域農業に関わるキャリアを長期で築ける環境だ。


