有限会社山昇 | 職人の誇りと技術革新で築く建設業界の新たな可能性

鉄骨・鍛冶・足場を一手に引き受ける施工集団

千葉県流山市野々下に拠点を構える有限会社山昇は、鉄骨工事、鍛冶工事、足場工事の3領域を自社の職人チームでカバーしている。建設現場では工種ごとに業者が分かれるケースが多いが、山昇は複数工種を横断して請け負うことで、工程間の連携ロスを削減してきた。現場監督との打ち合わせから施工完了まで、同じ職人が一貫して関わる体制を敷いている。千葉県柏エリアを中心に、住宅から商業建築まで対象を限定せず受注している点も間口の広さを示す。

個人的には、鍛冶工事まで自前で対応できる規模の会社は意外と少ないという印象を受けた。鉄骨の加工・溶接と足場の組み上げを並行して段取りできるため、現場の稼働日数が短縮されるという声が取引先から上がっているようだ。工種をまたいだ調整が社内で完結する分、急な設計変更にも動きやすい。こうした機動力が、リピート発注につながる要因になっている。

未経験からでも現場に立てる育成の仕組み

山昇では、入社後の段階的な教育プログラムを通じて未経験者が実務に入れるよう設計されている。座学だけに偏らず、先輩職人の横について実際の作業工程を体で覚えるスタイルが基本だ。経験者に対しても技術の幅を広げるための研修機会を設けており、鉄骨専門だった職人が足場工事の技能を習得する事例もある。人材を経営資源の中核に据え、育成への投資を惜しまない姿勢が組織全体に根づいている。

新しく入ったメンバーが「職場にすぐなじめた」と話すケースは少なくないらしい。職人同士の距離が近く、質問しやすい空気が現場に保たれていることが背景にある。年齢層も20代から50代まで幅があり、世代間で技術の受け渡しが日常的に行われている。建設業界で若手の定着率が課題とされるなか、山昇の職場環境は一つの参考例になりそうだ。

安全管理と品質への向き合い方

建設現場では一つの判断ミスが重大事故に直結する。山昇は日々の朝礼での安全確認に加え、工種ごとのリスク洗い出しを施工前に徹底して行っている。足場工事では墜落防止措置の確認を二重チェック体制で運用し、鉄骨工事における溶接品質も自社基準を設けて管理する。形に残る仕事だからこそ、完成後に不具合が出ない施工精度を追求する意識が職人の間で共有されている。

ある現場では、設計段階で想定されていなかった地盤条件の変化に対し、足場の仕様を即日変更して工期を守ったというエピソードがある。判断のスピードは、複数工種の知見を持つ職人がそろっているからこそ出せるものだろう。品質に関して「仕上がりが丁寧」という評価が発注元から寄せられることも多いという。目に見える施工跡に責任を持つ——その意識が山昇の現場を支えている。

若手育成と事業拡大を見据えた経営方針

山昇は、現在の鉄骨・鍛冶・足場の3本柱を軸にしながら、職人の技術レベル向上と若手人材の確保を経営の両輪に据えている。建設市場の変動に左右されにくい組織をつくるため、特定の元請けに依存しない受注構造の構築を進めてきた。技術的な専門性を深めつつ、対応可能な工事範囲を段階的に広げていく方針を掲げている。

流山・柏エリアでは宅地開発や商業施設の建設が続いており、地場の施工会社への需要は底堅い。山昇が採用活動でも現場の雰囲気や職人の日常を積極的に発信しているのは、業界への関心を持つ層にリーチするためだ。「仲間と一緒に技術を磨きたい」という想いに応える受け皿として、組織の規模を拡大していくフェーズに入りつつある。

柏 建設業

ビジネス名
有限会社山昇
住所
〒270-0135
千葉県流山市野々下5-101-11
アクセス
野々下1号公園バス停から徒歩1分程
TEL
04-7196-7488
FAX
営業時間
9:00~17:00
定休日
なし
URL
https://yamashou0212.jp